或る祭の風景
2011年8月6日桑名石取祭
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東京ドームで『ふるさと祭り東京2011』といふイベントが催されてゐて、そこで犬山の車山が曳き廻されるといふことを聞いたので出かけて行つた。外は酷く寒かつたが、ドームの中は多くの人で賑つてゐた。だが、ほとんどの人は祭りのパーフオーマンスよりも専ら地方の特産品や食べ物に関心があつたやうで、出店ブースのエリアは身動きもままならぬ混雑ぶりであつた。ドームに遠征してゐた犬山の車山は熊野町と鍛冶屋町の二輌で、熊野町が白楽天のからくりを、鍛冶屋町が夜車山とどんでん(楫棒の一方を担ぎ上げて方向転換を行ふ)のパーフオーマンスをそれぞれお祭り広場で披露した。予算の関係からかテコの人数が少なく、熊野町の場合は犬山で最も重いその車山の曳き廻しや車切がうまくいかなかつたりしたが、鍛冶屋町のどんでんはやはり迫力があり、多くの観客の喝采を浴びてゐた。なほ、この日は熊野町の車山が曳き綱を用いて曳かれて行くといふ、犬山では滅多に見られないシーンを眼にすることができたが、その曳き綱を持つたのは観客の中から募つた一般の人々であつた。
飯田燈籠山祭りの燈籠山(とろやま)
2011年1月16日@東京ドーム
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十三輌の車山(やま)が国宝の城を擁する城下町を練り歩く犬山祭は春に行はれるが、数年前から秋にも一日だけその車山が曳き出されるやうになつた。秋の行楽客を増やさうといふ意図のもとに犬山市が名鉄とタイアツプして始めた「秋の犬山キヤンペーン」といふ企画を盛り上げるためである。つまり、この秋の車山の曳き廻しは祭禮の行事ではなく、イベントの一つの催し物といふ性格のものである。
だが、犬山祭に欠くことのできない桜は観られないものの、春と同じやうにからくりは全て行はれ、提燈を飾り附けて夜の街を巡行する夜車山(よやま)も観られるといふことで、犬山祭の車山に特別な感慨を抱く者にとつて、この「秋の犬山お城まつり車山揃」とタイトルされた催し物が毎年行はれるといふことは理屈抜きに歓迎すべきことと言つてよいであらう。
それに、この秋の車山の曳き廻しでは、春には見られなかつた光景を眼にすることができるから、見物するはうとしては尚更である。どういふことかといふと、春は混雑を緩和するために十三輌の車山が北組と南組に分かれて夜車山を行ふが、秋は城前広場に全ての車山が揃ひ、一斉に提燈の灯を点すのである。
そして、上に掲げた写真でなんとなく判つてもらへるのではないかと思ふが、そのときの光景はとても壮観で美しく、祭りに関心が無い人でも、それを眼にしたなら、必ず何かしらの感動を覚えるに違ひないであらう。因みに、提燈は全て和蝋燭を使用してをり、そのスペクタクルな光景は江戸時代の初めから人々の眼に焼き附けられてきたものなのである。
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このブログにおける検索フレーズで最近圧倒的に多いのが浅草サンバカーニバルに関するものである。今年の浅草サンバカーニバルは先日の29日に行はれたばかりであるからそれも当然であるが、その開催日の一週間ほど前から検索数は徐々に増えはじめ、当日29日の夜には一日のアクセス数が1000を超えてしまつたのには少々驚いた。
詳しく云へば、このアクセスの中身は記事よりも小僧の撮つた過去の写真集に対するものがほとんどで、要するに、浅草サンバカーニバルに参加された方々が、自分の写つてゐる写真が何処かのブログにアツプされてゐるかもしれない、あれば自分はどのやうに撮られてゐるのだらう、といふ興味から当ブログに辿り着かれてをられるのではないかと推測するが、普段は訪れる人もあまり多いとは云へない所に何百人もの訪問者といふことで、サンバカーニバルの新しい記事や写真を早く載せろといふコメントは無いものの、なんとなくそのやうなプレツシヤーを感じないではゐられないのである。
といふわけで、早速ここに今年の写真集を載せようと思ふ。だが、編集する時間があまり無いので、まづは撮影した分の半分を前篇といふことでご勘弁を願ひたい。
なほ、小僧が過去に撮つた浅草サンバカーニバルの写真には一年間を通じてコンスタントにアクセスがあり、二〇〇八年の写真集は現在のべで13000を越えてゐて、二番目に多い「垂井曳山まつり二〇〇六」の約4400を大きく引き離してゐる。因みに、写真集へのアクセス総数は今のところ約120000で、これはサイド・バーのアクセス・カウンターには含まれてゐない。
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