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2005年11月 6日 (日)

本庄まつり

Sre0019十一月三日(文化の日)は本庄まつりを見物するために埼玉県の本庄を訪れた。その昔中仙道の宿場町として栄えた本庄には江戸型の山車が十輌あり、そのほとんどが明治から大正にかけて建造されたもので市の文化財に指定されてゐる。

そして、金鑚(かなさな)神社の例大祭の日には町中を盛大に曳き廻され、その祭りは『北関東随一の山車祭り』と地元の人たちが誇りにしてゐるのも納得できるやうな、賑やかで華麗な行事である。

と云つても、そこは埼玉のこと、過去において他の地方に較べて経済的、文化的に劣つてゐた といふ歴史的背景から、その祭りに京都の祇園祭や高山祭りのやうな豪華絢爛さは無い。だがその反面、貴族臭の無い親しみやすい祭りと、それは云へるであらう。

本庄市は埼玉の北のはづれに位置してゐるが、池袋からJR湘南新宿ラインの快速で乗り換へ無しで行けるから交通の便はよい。正午頃に本庄に着くと、曇り空の下、金鑚神社の前に全ての山車が集まつてゐるところであつた。見物客はそれほどの数でもなかつたが、山車の周りは祭り装束を身に纏つた人たちで溢れてゐて熱氣に包まれてゐた。

だが、ここでもやはり女性の存在感は目立つてゐた。と云つても、それは少女や二十歳前後の若い女性がほとんどであつたのだが、手古舞や江戸大工の衣装で着飾つたり、着Sre0020 流しを腰のところではしよつたりと、 それぞれが思ひ思ひの恰好で、陽氣に笑ひながら仲間と話に興じたり、お囃子を演奏したりしてゐる様は辺りを一層華やかにしてゐて、『上州名物、かかあ殿下とからつ風』といふ言葉があるが、北関東で何故女性の力が強いのか、小僧はその理由が幾らか判つたやうな氣がしたのであつた。最近見物した福島二本松の提灯祭りのやうに、女性は山車に触れることもできない祭りがあることを考へると、なんと好対照なことであらう。

囃し止み化粧を直す祭りの子 神楽小僧

(つづく)

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