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2005年11月11日 (金)

續本庄まつり

Sre0021 本庄を訪れるのはこれが初めてといふことで、まづは山車をひととほり見てから、その後金鑚神社を覗くと、拝殿の前に軽トラツクが後ろ向きに止めてあり、その荷台には立派な御輿が一台置いてあるのが見えた。そして、その御輿を乗せたトラツクの前の拝殿では神事が厳かに執り行はれてゐる最中であつた。

ははーん、ここまで車で御輿を運んできて、そのままお祓ひをしてゐるといふわけだな、なんだか妙な光景だが、そのうち威勢のよい男たちが集まつてきて御輿の渡御でも始まるのだらう、とその時は格別何も思はなかつたのだが、山車が神社の前を出発したことに氣づき、それを追つて中仙道に出てから暫くして、山車の横を車が通りますから注意してくださいといふ声に後ろを振り向いて驚いた、先程の軽トラツクがゆつくりこちらに進んで來るのが見えたが、それは後ろに御輿を乗せたままであつた。御輿を担ぐ人が居ないといふことなのであらうか、一体どのやうな事情がそこにあるのか判らなかつたが、自動車による御輿の渡御を見たのはそれが初めてであつた。

それはさておき、本庄の山車は典型的な江戸型で、武内宿禰、太田道灌、加藤清正と云つたそれぞれ立派な人形を上山に飾つてゐて、やはりバツテリーの動力でそれが下にせり込むやうになつてゐるのだが、その日は昼から本降りになつた夕方まで断続的に弱い雨がぽつぽつと降つてくるやうな天氣で、山車の上に人形がその姿を現してゐる時間が大変短かつたのは残念なことであつた。

だが、本庄は東京からは遠く離れてゐることもあつて、都会やその周辺の新興住宅地にあるやうな殺伐とした空氣がそこに感じられず、江戸時代の宿場町の雰囲氣が今だに残つてゐるやうな土地柄のせいか、本庄まつりは近寄り難いところの一切無いインチメイトなもので、祭りに参加してゐる人たちだけでなく、山車の後に附いてゐる警官まで屈託の無い笑顔を浮かべてゐるのが印象的であつた。

夜の曳き廻しも見たかつたのだが、暗くなつてからは雨も強くなり、うどんを啜つたりコーヒーを飲んだりして暫く待つてはみたものの止みさうになく、少々寒くなつてきたこともあつて仕方無く本庄を後にしたのであつた。

山車は出ず延びたうどんと秋の雨(うどんもダシが効いてゐなかつた) 神楽小僧

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