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2005年12月 5日 (月)

秩父祭 其の一

Simg_5565 十二月三日は秩父祭を楽しんできた。と云つても満喫してきたわけではない。少し高級なケーキ屋さんに入り、なけなしの五百円で何か食べさせてくれと云つたところ、出てきたのがイチゴが一つ乗つかつただけの小さなシヨートケーキ。コーヒーは飲ませてもらへず、そのケーキを食べ終はるか終はらないうちに「まう閉店です」といふウエイトレスの声、シヨーウインドウの中の売れ残つた美味しさうなケーキの幾つかを横目に追ひ出されるやうにして店を出てきた、その時の氣分と云つたらよいか、その祭り見物の満足度は決して充分なものではなかつた。

だが、さうは云つても、そのシヨートケーキは小さいながらも決してまずいものではなく、どちらかと云へば、大変美味しかつた、いや、飛び抜けて美味しかつた、さう云つてもよい。したがつて、最初に秩父祭を楽しんできたと云つたが、なんだかんだと不満は残つたにせよ、さう表現しても概ね間違ひではないであらう。

事前の天氣予報によると秩父地方は山間といふこともあつて晴れだがかなり冷え込むといふことで厚着をして出かけたのだが、やはり日が落ちてからの寒さは相当なもので、手袋を忘れたのを悔やむほど手がかぢかんだのであつた。だが、肝心の祭りは週末といふこともあつて大変な人出の中、大いに賑はつたのであつた。昼間はさうでもなかつたのだが夜になると、秩父神社や本町通りは人、人、人で埋め尽くされ、このやうなそれほど大きくもない山間の町に何処から人が集まつてきたのであらうかと思ふほどであつた。

しかし、その混雑ぶりに辟易したのも事実である。日本三大 曳山祭りと地元の人たちが自慢するのも充分納得できるほど、その祭りは有名であり人氣 があるのだなと感心するSimg_5669 反面、確かにそれは豪華絢爛な山車祭りで、祭り好きの人を大いに魅了するのは判るのだが、まう少し人出が少なく、規制もこのやうに厳しくなかつたらもつと祭りが楽しめるのに、などと自分勝手とは承知しながらも、そのやうなことを全く前に進まない人波とその前方でこちらの方を睨んでゐる澤山の警官を前にして思つたのであつた。

冬花火消えて震へる星一つ  神楽小僧

(写真はクリックで拡大できます)                 

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