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2007年4月19日 (木)

犬山祭二〇〇七 其の三

Simg_0027 どんな祭りでも、人が押し合ひへしあひするやうになるまで見物客が増えれば、当然のことながら事故が起きる可能性は高くなる。街中で大きな山車を曳き廻すやうな祭りなら尚更であらう。

といふことで、その辺りのことを犬山の祭り関係者は考へたに違ひない、今年の犬山祭の本楽祭の夜車山はそのスケジユールが大幅に変更されてゐた。例年なら、十三輌の車山は北組(六輌)と南組(七輌)に分かれてゐても、結局のところ本町通りで合流し、『どんでん』(車山の片側を担ぎ上げて方向転換を行ふ大技)を競ひ合ふ場所となつてゐる下本町の交差点は澤山の見物客で大変混雑するのであるが、今年は、余坂を出発した北組は下本町に向かはずに針綱神社に集結し、そこでどんでんを披露したのである。

つまり、下本町の交差点近辺と針綱神社の二つの場所に見物客は分散されたのである。これは初めての試みであつたが、なかなかよいアイデアであつた。事故を防ぐことにもなるし、見物客は夜櫻の中を曳かれてゆく車山を観ることもできるからである。もちろん、試楽祭の日に車山と夜櫻の共演は観ることができるが、本楽祭にそれが観られないとしたら、それは少し寂しいことだと云へるだらう。

事実、今年は試楽祭の夜車山が雨で中止になつてしまつたので、小僧がそれを楽しめたのは本楽祭の夜になつてからであつた。ちろちろと揺れるろうそくの明かりがなんとも懐かしく暖かい提燈、その提燈が三百六十五個飾られた車山と、ライトアツプされた満開の夜櫻、その素晴らしい共演を観なければ犬山祭を見物したことにならないと云つてもよいくらゐであるが、今回、祭り関係者によつて新しい試みが為されたおかげで、小僧はなんとかそれを満喫できたのであつた。

夜櫻や「死ぬまで祭り馬鹿」と云ふ  神楽小僧

注:写真は今年の四月八日に撮影。

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