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2007年5月22日 (火)

浅草三社祭の大行列

Simg_1303jpg3 東京の初夏の風物詩と云ふべき浅草三社祭であるが、今年から神輿の上に人が乗ることが禁止されることになつた。「神輿に人が乗ることは神霊を汚す行為」といふ理由で神社側から強い要請があつたからである。昨年、澤山の人間が乗つたために神輿が地面に落ちて担ぎ棒が折れるといふ事故があつたが、そのことも大いに影響してゐるのであらう。

だが、先日行はれた三社祭では、やはりと云ふべきか、かなりの人がその神輿乗り禁止令に素直に従はなかつたやうである。今年の『宮出し』で神輿に人が乗れば来年の『宮出し』は中止にするといふ神社側の通達があつたにもかかはらず、その『宮出し』において神輿に乗る者が続出し、中には警察官の制止を聞かずに神輿に乗つたといふことで、迷惑防止条例違反で逮捕される者も出たといふことがニユースなどで報じられてゐる。

祭りの当日、家でテレビを見てゐたら、ニユースの中で神輿乗り禁止令に不服な人が「神輿に乗らないと威勢のよさが削がれる」といふ意味のことを述べてゐたが、なるほど、それも一理あるであらう。豪華で重いとは云へ、神輿は昔江戸にあつた山車などに較べたらかなり小さいものである。それを澤山の人間が担ぐのである。担いでゐる人たちは威勢がよくても、ビジユアル的にはそれほど迫力のあるものではない。力自慢が六人くらゐで担ぐなら別であるが、六十人では、賑やかでエネルギーは感じられても、勇壮とは云ひ難く、威勢のよさが自慢の江戸つ子の祭りとしては、いまひとつ物足りないのである。したがつて、その辺を補ひ、祭りの雰囲氣をとことん盛り上げるためには、神輿に澤山の人が乗つて「ワツシヨイ、ワツシヨイ」と大きな声で音頭を取つたりする演出が必要となるのである。

だが、今まで神輿乗りを黙認してきて、今年になつて突然禁止令を出す、その姿勢に問題はあるものの、神社側の「神を軽視する行為が他の神社へ波及する悪循環を恐れる。本來の祭りの姿を取り戻したい」といふ意見ももつともである。神輿に乗ることはやはり止めるべきであらう。だが、おとなしい三社祭では面白くない。江戸つ子の祭りから“無鉄砲”や“無頼”と云つた形容が無くなるのも寂しいものである。何かよい方法は無いだらうか。

それはさておき、今年は三社祭の大行列のある日に浅草を訪れて、その様子を写真に収めた。そこで、そのうちの何枚かをここ(下記のURL)にアツプしておかうと思ふ。

http://qwanglla.cocolog-nifty.com/photos/sanjyamatsuri2007/index.html

注:写真は5月18日に撮影。

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