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2008年12月 8日 (月)

秩父夜祭二〇〇八 其の一

Simg_9855 秩父は山に囲まれた盆地なので、その冬の寒さには格別厳しいものがある。以前、秩父でタクシーを利用した時、その運転手が、春になつても五月のゴールデンウイークが過ぎるまで炬燵が欠かせない、と云つてゐたが、それほど冬は寒い。

そして、その寒さは秩父夜祭が終はるのを合図に本格的になるやうである。ネツトで眼にした句に「大霜を秩父夜祭つれてきし」といふのがあつたが、地元の人たちも、祭りの熱狂が冷めると、いちだんと寒さが厳しく感じられるのであらう。

といふわけで、寒がりの小僧は今年も秩父にはかなりの厚着で出かけた。破れの目立つジーパンはそのままであるが、セーターの上にダウンジャケツト、耳を隠すことができる帽子に厚手の手袋、といふ出で立ちであつた。だが、どういふわけか、今年の秩父はとても暖かかつた。正午少し前に西武秩父駅に着いたが、改札を出ると、雲一つ無い青空から降り注ぐ太陽の光は眩しく暖かく、頬に当たる風も冷たくは感じられなかつた。

さすがに日が落ちてからはぐつと冷え込んだが、昼間はまさにポカポカ陽氣で、町の中を歩いてゐるとダウンジャケツトが邪魔になつてしまつた。去年は秩父の町のあちこちで冬の到來を告げる綿虫が澤山飛んでゐたが、今年はそれも一匹も眼にすることはなかつた。

といふわけで、そのやうな天氣であつたから、当日は平日にもかかはらず見物客は多く、交通規制を担当する警察官の数も多かつた。そして、祭りが最も盛り上がる夜は例年と同じやうに見物行動は厳しく制限されてしまつた。だが、今年はいつにも増して祭りを堪能することができた、と云つてよい。何故なら、どうやつたら秩父夜祭を最大限に楽しめるか、そのコツが漸く判つてきたからである。(つづく)

秩父夜祭二〇〇八写真集

秩父夜祭二〇〇七写真集其の壱

秩父夜祭二〇〇七写真集其の弐

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