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2009年8月10日 (月)

八王子まつり

Simg_3916 昨日は八王子へ足を運び祭りを見物してきた。八王子の祭りには神輿も出るが、主役は19輌の山車である。八王子の山車は周りを多くの彫刻で飾つてゐるのが特徴と言へるが、形態は概ね関東の山車祭りで一般に見られるやうなもので、山車にはそれぞれ囃子方と踊り手が乗つてゐて、町の角々で滑稽な手踊りを披露することになつてゐる。そして、夜になるとその巡行と曳き合はせが盛大に行はれ、祭りはクライマツクスに至るのである。

実を言へば、八王子の祭りを見物するのは今回が初めてであつたが、川越や秩父とはちよつと違ふ、江戸に近い農村であつた昔の風情を残してゐるやうな、イナセな部分とゆつたりまつたりしてゐる部分が混じりあつてゐる、そんな祭りを大いに楽しませてもらつた。この地域は開発がどんどんと進んでゐて人の移動も激しいと思ふが、このまま伝統ある行事を後世まで規模を縮小させることなく存続させていつてほしいものである。

ただ、残念であつたのは夜の山車を飾る提灯の明かりがろうそくではなく電氣によるものといふことである。関東には提灯に電氣を使用してゐる山車祭りが多いが、ここもさうであつたことは私をやや失望させた。名古屋の市長が、日本の城は木造に限るといふことで、名古屋城を木材によつて立て直すことを決意したといふニユースを聞いたばかりであるが、それと同じやうに、提灯はろうそくに限るといふことになるのではなからうか。

ゆらゆら揺れる幻想的なろうそくの明かりとネオンのやうな明るすぎる電球の明かりとではそれが醸し出す情緒が全然違ふのである。伝統を重んじる祭りなら尚更であらう。

火災を心配する声もあるが、現在放映されてゐるビール会社のCMでイチローが力一杯回転させてゐる犬山祭の山車はすべてがろうそくの提灯である。ほかにもろうそくといふ伝統を守り続けてゐるところは多い。八王子でも可能と思はれるがどうであらうか。

昔のやうにろうそくのままであれば、山車の後部にそれにそぐはない、音のうるさい発電機を備へ付ける必要も無いし、祭りの写真を撮つても、提灯のところだけ明るすぎて白トビするといつたことも無いであらう。それはともかく、ネオンを消した暗い街をなんとも言へないくらゐ美しい提灯の明かりが揺れて動いてゆく、そんな一昔前の祭りを見たいと願つてゐるのは私だけであらうか。

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コメント

八王子の山車ですが、かつては全ての山車がアセチレン(カーバイド)により灯火されていましたが、徐々に減少して、現在では日吉町と追分町の2台のみとなり、他の山車は電球に置き換わっています。

やはり火災が怖いので、ろうそくは難しいと思います。

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